ひとり暮らしの母
私の母は市内のシルバー専用の都営住宅にいる。
足がかなり悪く、ヘルパーさんの助けになりながら、兄と私で交代で買い物をしながら、日々を過している。
最近、ますます足の具合が悪く。外出ができずに部屋の中でも、這って動くことが多い。
計画停電、今日は夜の予定だったので、最低限の食べ物や懐中電灯の有無などを確認。
母いわく
「パンと牛乳だけあれば、ほかはなにもいらないの」と一言。
申し訳ないことに、そのパンと牛乳を手に入れることができなかった。
電池も買えない。古い電池では、いつ切れるかわからない。
兄はなんとか一個、残っていたコーヒー牛乳を届けていた。
私は、うちにある豆乳を持っていった。
それを知った、友人の一人が、乾電池と牛乳と羊羹を届けてくれた。
母は、羊羹をいちばん喜んでいた。
なんだかんだ、我が家は、兄も私も近所に住んでいる。
シルバー専門のアパートにいて、気にかけてくれる人もいる。
それに私には、いざSOSを伝えると、救援物資(?)を届けてくれる、センパイたちもたくさんいる。
母のことは心配ではあるが、身寄りのないお年寄りが、この生活を続けられるのかが、気がかりです。
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